ダンスは民族の儀式だったり、感情を体で表現したり競ったりする際に行われる運動です。
音楽やリズムに合わせて体を動かすと、楽しく痩せられてストレスを発散できることでしょう。
近年では自分だけではなく、子どもにもダンスを習わせたいと思う保護者が増えたことにより、需要が高まっています。
本記事では、ダンススタジオの独立・開業を検討している方に向けて、開業の流れや必要な手続きについて解説します。
ダンススタジオ開業の流れ
ダンススタジオを開業する際は、下記の流れで進行します。
2. テナント・自宅など開業スタイルを決める
3. 金融機関などから開業資金を調達する
4. 税務署に開業届を提出する
5. レッスン内容や月謝の料金を決める
6. 生徒を集客する
7. 請求や決済など、運営に必要なシステムを選定・導入する
8. 開業する
このように、ダンススタジオを開業する際には決めなければならないことや、やらなければならないことが多くあります。
そのため、それぞれの作業を行う際には少し余裕を持って臨むことをおすすめします。
ダンススタジオ・スクールを開業するのに資格は必要?
結論として、ダンススタジオ・スクールを開業する際には特別な資格は必要ありません。
ダンススタジオ・スクールを運営する際に重要となるのは、資格よりも講師の実績です。
「○○の世界大会で1位」や「○○のCMに出ている・振り付けをしている」といったことが、講師の実績になります。
とはいえ、なかには有名アーティストを輩出している事務所が公認資格を設けていることがあるのです。
それらを取得しておくことで、生徒の集客や信頼に影響を与えることが考えられます。
ダンススタジオの開業資金の目安
ダンススタジオはほかの教室とは異なり、十分な防音や振動対策を施す必要があります。
そのため、開業資金は書道教室やヨガスタジオよりも高額になる傾向にあるのです。
下記、ダンススタジオを開業する際に発生する費用の一例です。
事務手数料
事務手数料には敷金や礼金、前家賃など賃貸物件を借りる際に必要となる費用が含まれています。
自宅で開業する際には発生しませんが、自宅バレを防いだりオン・オフを分けたりしたい方はテナントを借りましょう。
事務手数料は、テナントや物件によって変動しますが、一般的には200万円程度が必要になることが多いです。
内装工事
防音や防振といった設備が整っていない場合、これらを施すために200万円程度の費用が必要となります。
自宅で開業する場合はそのまま工事をしてもらえますが、テナントの場合は所有者に確認を取ってから着工します。
音響機器
ダンスは音楽に合わせて体を動かす運動であることから、音響機器は不可欠な設備です。
音響機器によってさまざまなクオリティのものがありますが、一般的には30万円程度で抑える方が多いようです。
備品
ダンススタジオにおける備品は机やホワイトボード、タブレットなどが含まれます。
これらは50万円程度の費用が必要になることが多いですが、工夫によっては最小限に抑えることができます。
上記以外にも、運転資金や会社設立費用などさまざまな作業・申請に費用が必要となります。
上記を合算すると、おおよそで800万円程度の資金を用意しておくと良いでしょう。
おわりに
本記事では、ダンススタジオ・スクールを開業する際の流れや手続きなどについてご説明しました。
ダンススタジオを開業する際は開業地を決めたり、レッスン内容や月謝を決めたりとさまざまな決め事や作業が発生します。
必要となる資格はなく、講師には大会の優勝実績などが求められます。
開業資金については工夫次第で抑えることができますが、800万円程度用意しておくことをおすすめします。
子どもから大人まで、ダンスにハマってもらえるような楽しいレッスンをして多くの生徒を集めましょう。
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