近年、子どもから大人まで、プログラミングへの関心が高まっています。
在宅の機会が多くなった2022年頃には、多くのプログラミング教室が開講し、特に子どもの教育を目的とした教室が多い傾向にあります。
本記事では、プログラミング教室の開業方法や、必要なものと集客方法について解説します。
子ども向けプログラミング教室の市場規模
2020年度の子ども向けプログラミング教室の市場規模は、前年比の1.2倍程度である114億円という調査結果がありました。
こちらは2021年から始まった、小学校においてプログラミング教育の必修化が背景にあると考えられます。
今後もプログラミングに関する需要が高まる可能性があることから、2025年には市場規模がさらに拡大すると推定されています。
プログラミング教室の種類
プログラミング教室は、大きく分けて「個人経営」「オンライン」「フランチャイズ」の3種類です。
こちらでは、それぞれの特徴についてご紹介します。
個人経営
学習塾と同様に、プログラミング教室も個人で起業し、自宅で教室を構えて開講することができます。
開業資金や備品の準備、スタッフの採用などさまざまな業務を自分で行わなければならない一方、授業の質やスケジュールの柔軟さ、高い収益といった点は大手で働くこととの差であると言えるでしょう。
オンライン
プログラミングはパソコンを使用するため、教室を構えずにオンラインで指導を行うことができます。
広い物件が不要なためテナント契約を締結せずに済むことから、初期費用を抑えることが可能です。
通信ができる環境を整えるだけでプログラミング教室を運営することができます。
また、オンライン教室は特定の地域だけではなく、全国が対象となるため、生徒の母数が多い点も特徴です。
フランチャイズ
フランチャイズはフランチャイズ本部と契約し、本部の経営ノウハウを活用したり、サポートを受けたりしながら運営する方法です。
加盟料や手数料などは必要ですが、さまざまなノウハウを得られるだけではなく、必要なものを一式そろえてくれるため、少ない作業量で手早く開業することができます。
プログラミング教室の開業に必要なものと開業資金の目安
下記、プログラミング教室の開業に必要なものと資金です。
場所
オンライン、オフライン問わず、プログラミングを指導するための場所が必要です。
実地で指導する場合、想定している生徒の数に合わせた面積のテナントを用意しましょう。
開業届
個人事業主としてプログラミング教室を開業する際、開業する地域を管轄としている税務署に対して提出する開業届が必要です。
集客の手段
開業後、多くの方に教室の存在を知ってもらうために、下記のような方法で集客を行う必要があります。
✓ チラシの配布
✓ ホームページやランディングページの作成
✓ SNSでの宣伝
✓ WEB広告の運用
近年では、インターネットを利用して調べる方が多いため、ホームページの作成は必須であると言えます。
また、ホームページやランディングページを利用して、各媒体にWEB広告を配信する業者も多い傾向にあります。
決済システム
入金漏れや未入金などを防ぎ、収益を確実に得るために、引き落とし先の銀行を開設したり、クレジットカードによる支払いに対応したりといった、決済システムを導入しましょう。
開業資金の目安
自宅で開業する場合、通信環境や生徒が使用するためのパソコンが必要となるため、最低でも30万円は用意しましょう。
テナントを借りて運営する場合、物件の条件やパソコンの台数などによりますが、300万円程度は必要です。
おわりに
本記事では、プログラミング教室の開業方法について、必要なものや集客方法について解説しました。
プログラミング教室は市場規模が増加していることから、年々増加傾向にあります。
開講の種類には「個人経営」「オンライン」「フランチャイズ」の3種類があるため、運営方針や資金によって検討しましょう。
当社では各種教室の開業に関しての実績もあるため、お気軽にご相談ください。
コメント